Digital-CoA

そのとき興味ある事を書くだけです。

『推しの子』について

只今絶賛バズっていらっしゃる推しの子

私も知り合いに原作のファンが居ますので今のところ見ていますが、現時点(5話)での印象をまとめて書かせていただこうと思って筆を取りました。

 

初めに言っておきますが、総括すると「Not for me感の強いよく視界に入る奴」みたいな感じです。

正直、回を追うごとに印象は良くなっていますが、プロローグにあたる1話が最悪でした。

とはいえ個人的な好みや事情によるところが大きく、アニメの出来自体は非常に良いものだと思っています。

 

以下に、私が考察した1話の感想を書きますのでご興味のある方はお読みください。

(本編のネタバレを含みます)

 

 

 

 

 

 

 

1.導入〜出産

先ず、すいません。個人的な事情で医療関連ネタは苦手というか、拒否感があって一歩引きました。

すいません。これは完全に個人の問題です。

 

そして同様に、産婦人科関連の話もトラウマというか事情があって凄い複雑な気持ちで眺めてました。

しかし、兎にも角にも、どんな子供でも幸せに無事産まれてくるのは良いことです。何よりです。

 

そんなわけで全く物語に入りこめなかったので、アイが屋上で語るシーンなど、この作品におけるアイドル感とかコンセプトとかしっかり出してて良いシーンなのだろうな……と思いながら主観的には「ふーん……」って感じでした。

いや、この時点でちゃんとテーマと路線を抑えてるのは流石だなと思います。

 

 

2.産後~幼児期

この辺りまでは、なにかで原作が無料だったタイミングで読んだ事があるので、ストーリーは知ってたんですよ。

……だから凄い退屈だったんですね。

アイの歌唱シーンとかは良くできてたし、クオリティ高かったのは判ります。

転生ものだし赤子が喋って歩いて……は、まぁいいでしょう。

 

でも授乳関連の話題要るか?

と思いつつ。普通の子供を産ませてやりたかったなら普通の子供らしく過ごせよ。

と思いながら見てました。

 

あと一番駄目だったのが……やっぱり……オタ芸のシーンですかね。

アイドルのライブとはいえ、マネージャーの子供とはいえ、現場に釣れていくのはギャグ踏んでると思うんですよ。

そこで思いっきりオタ芸して、「ああ、ここギャグシーンなんだな……」と思うじゃないですか……そこで「本当の笑顔出ましたー」って。

 

ああ、そうなるんだー……

 

この辺りかなりコメディっぽいのに、芸能界の裏事情みたいなのは凄いリアルっぽく書こうとしてるんですよね。

その辺りが凄いチグハグというか、「作者さんこう書きたいんだなー。わー。」

みたいな風に受け取ってしまったんですよね。

 

3.~子役デビュー

 

この辺りが一番楽しく見てましたね。

というかアクアがルーデウス・グレイラットやってる時が最高潮でしたね。

(アクアの幼少期の声優さんが「無職転生」の主人公の方と同じなんです)

転生前の知識を上手く使って調子に乗っている様が凄くよかったです。

ルビーも転生前のトラウマを乗り越えたりして。

 

基本的にこの二人の人生は転生前の延長をやっているんだな。

と納得しましたね。推しに支えられているのは一緒で。

 

4.アイが売れてゆく

 

まぁ、アレだけ才能と特別感を演出したら売れるじゃないですか。

アイドルが出世するルートとしても定石だしね。

そしてドーム公演になってめっちゃフラグ立てまくるし、アイの過去の話はしだすし。

なのでドーム公演は失敗するんやろなってのは判りました。

 

5.死ぬ

 

はい、死んだー。

ていうか。はい、死ぬやんこれ。

 

でしたね。

 

もうちょっと……こう、

もうちょっとやりようあったやろ。

 

と言いたいです。

 

散々フラグ立てて、演出して。

でも唐突感を出したかったんですよねきっと。

 

んー。

正直申し上げると、あのシーンの前にもう

「あ、死ぬんじゃん」

と思った瞬間冷めたのでちょっと最後まで飛ばしちゃったんですよね。

そしたら本当に死んでたので。

 

「あっ(笑)」

 

みたいな感じでした。

 

後でちゃんと飛ばしてたシーンも見たんですが、

兎に角、『物語に殺された』感が凄くて。

それだけで下下下の下の下でした。

 

そこまでの段階で俺が話に全然入り込めていなかったのもあると思うんですが、

「物語の都合で母親を殺した」っていうだけで-百億万点振り切れなんですよね。

あのシーン凄い綺麗に作られてたし、「愛してる」も言うんやろなー思ってたら言ったし。

 

作者の気持ちを答えなさい→正解出杉で草

 

だったので。

 

その後のアクアの復讐決意もさ。

「推しを殺された人のムーヴ」というか、「普通の子」としての感情、動きじゃないというか。そういう意味でも母親として空しいよね。

 

俺は普通に、「この後ルビーがアイドルやるだろうから、それを30代になったアイが見守ってる微笑ましい図が見たいな」と思ってたんで全然そこがお門違いというか、もう終わってるんだと思うんですが。

 

やっぱお客じゃねーわー俺。ってめっちゃ思うんですが。

別に父親殺しはヤレヤレドンドンって感じなんですけど。

 

つーかあのクラスの家ならオートロックついてるだろ。

 

凄く不快で、不満なプロローグでした。

 

ていうかこんなダラダラやらんでももうちょっと端的にまとめて、

後で回想とかで補完する形で良かったですよね。どうせ謎残すんだし。

パスワード解いたくだりでそれやってて、

 

いや、出来るんやん! 回想!

 

ってなりましたわ。

 

それだけです。

その後の蛇足(本編)が面白いので凄い残念です。

 

また思い出したら何か書きます。