ウルトラマンブレーザー1話
え……なんこれ……
面白……
what a fuck!?
なんてものを作ってくれちまったんだ。
面白過ぎたので詳しい感想行きます。
You Tubeで見れるうちに視聴してからお読みください。
私も見逃し配信で視聴したのですが、見る前にチラっと流れてきた感想で「まるで1本の映画のような」という言葉がスゲーしっくりくる内容でした。
近年のウルトラマンにありがちな主人公のキャラ付け、決め台詞など
……がない!わけがない!
勿論ある……されている……でも、鬱陶しさがない!
語らない!
逆にこれ子供にウケるんだろうか。
大人の文法で語り過ぎてないか?
といっても下手なドヤ感も無く、20代じゃない文法……
これ30代の文法や……。
「大人はこうなんだぜぇ~」
ってのが無い。黙って見てれば解かるヤツや。
先ず冒頭から暗い。画面が暗い。
何やってるか見えねぇ。降下シーンとか特に。
だけど、反転すると街の灯が見えるんですよね。
宇宙に輝るブレーザーへの投影であり、守るべき灯(ともしび)って感じで理解ッ!
解るぞッッ!
そして隊員間の雑談とかも挟みつつ、お仕事感の出る無線の会話。
ここにボケと突っ込みとか要らんのや……。
今回、主人公が「デキる」人間なので、そこのヒーロー感は出す。
出すよね。でも万能ではないんや。
この”ギリギリまで頑張って”感が好きなんですよ。
人類はお姫様じゃねぇって感じが。
クゥ~痺れました。
そして初回だからかもしれないけど久々にインナースペースの描写無し!
ああ……ウルトラマンに神秘が戻ってきた。
この辺り、もしかしたらシン・ウルトラマンの成功があっての事かもしれません。
ニュージェネで人間の側に引き寄せられたウルトラマン。
それはそれで魅力があって好きなんだけど、正直キャラキャラし過ぎたのは鬱陶しくて見てられなかったんですよね。
主役ウルトラマンの初カットがビル越しの見切れからのクゥ~これでキタかー!
そこからの戦闘。相変わらずセットの作りとかミニチュアとか凄いんだけど、今回はそれをドヤるカットが無かったですよね。いや、凄いもんで見せつけてくれるのは全然いいんですけど。
カメラを地上に据えて通り越しにウルトラマンを映したりとか、ビルの中の物が動いたりとかそういうの今回はなかったんですよ。
まぁ、変身前から戦闘機が飛んでて、話がマクロになってるのでそういうのは合わなかっただろうからこれが正解だと思います。
そしてブレーザーの動きですが、今回はあえて相手を威嚇するような「咆哮」というか
「オラァァァァァ!」って叫ぶようなのとか、自分を鼓舞するようなジャンプが入ってますよね。
なんていうか不良の喧嘩みたいにも見えるんですが、ああいうのってプロのスポーツ選手とか格闘家の方もやってらっしゃるので闘争心を高めるムーヴとしてはありかなと思います。
特に今回はブレーザーの「ご本人」の人格が描写されて無いので、訓練された動きよりはそっちの精神性の方を出して良いんじゃないかと。ここは好みが分かれそうですけどね。
途中で突然出たヒロインが効果無かった筈の特殊弾を、しかも普通に側頭部に売って展開が変わるのは、ここだけシナリオがアニメ的だなぁ~と思ったものの、1話完結でないシリーズなので引きは必要だったんでしょう。
正直要らんけどな~ヒロイン。
なんで私服やねんお前、せめて別部隊っぽい服装せいや。
まぁいいや。
そして槍投げなんですねキメ技。改めて天体の方のブレーザーを検索したら、ブラックホールをエネルギー元として、なんか貫く漢字の光の画像が多かったんで、その辺のイメージなんでしょうね。
いや格好いいけどアレ、ポージングとか無いんでショー映えが心配ではあるけどね。
そこはなんとかしてくれるんでしょう。円谷なんで。
去り際にちょっと戸惑うのもよかったですね。
そして離陸してからの加速……いやぁ……綺麗な閉め……。
ここから色々と話は展開していくんでしょうが。
いやぁ、次回も楽しみだなこりゃ。